コーチェラ2026のラインナップは2022年ピーク比22.3%減——データで読む音楽フェス縮小トレンド

公開日: 2026-06-10
カテゴリ: MakeoverMonday
今週のお題
今週のMakeoverMondayのテーマは 「2026/W23 Coachella Lineup」。2018〜2026年のコーチェラフェスティバルにおける初期ラインナップ発表時のアーティスト数を可視化した課題です。データはChartmetricが提供する記事「The Numbers Behind Coachella’s Smallest Lineup in Years」に基づいています。
テーマとして注目したのは「2026年のラインナップはなぜ小さくなったのか」というストーリーです。コーチェラはコロナ禍による2020・2021年の開催中止を経て、2022年に復活した際に過去最多となる179アーティストをアナウンスしました。しかしそれ以降、ラインナップ数は年々減少。2026年はわずか139名と、2022年比で22.3%減という結果になっています。
データセットの構成:
| フィールド | 内容 |
|---|---|
| year | 2018〜2026年(2020・2021はCOVID中止) |
| friday | 金曜日の出演アーティスト数 |
| saturday | 土曜日の出演アーティスト数 |
| sunday | 日曜日の出演アーティスト数 |
| total | 3日間の合計アーティスト数 |
作成したダッシュボード
Coachella’s 2026 Lineup Is 22.3% Smaller Than Its 2022 Peak
上部に年別の合計アーティスト数(棒グラフ)、下部に2022年ピーク比の変化率(折れ線グラフ)を配置した2パネル構成のダッシュボードです。
工夫した点・こだわり
タイトルで数字を語る
「22.3%減」という数字をそのままダッシュボードのタイトルに組み込みました。色分けも工夫しており、「2026」と「22.3%」の部分は紫(#b07aa1)、「2022 Peak」は赤(#e15759)で強調することで、読者が一瞬でキーメッセージを掴めるようにしています。
棒グラフ+折れ線グラフの2パネル構成
上部パネルでは年別の総アーティスト数をバーチャートで表示し、下部パネルでは金曜・土曜・日曜それぞれの「2022年ピーク比変化率(%)」を折れ線で示しています。上下を並べることで「全体の減少幅(-22.3%)」と「曜日別の内訳(日曜が最大-27.9%)」を同時に伝えられる構成にしました。
曜日別の減少幅の見える化
2026年における曜日別の変化率は以下のとおりです:
– 金曜日:-15.0%
– 土曜日:-24.6%
– 日曜日:-27.9%(最大の落ち込み)
日曜日の削減が最も激しいという事実は、単純に合計数だけを見ていては見えてきません。ピボット変換でデータを縦持ちにし、曜日ごとの推移を折れ線で比較することで初めて浮かび上がったインサイトです。
2020・2021年の「空白」を自然に表現
コロナ禍で開催がなかった2020・2021年のデータは存在しないため、グラフに自然なギャップが生まれます。そこに「2020–2021..」というラベルを添えることで、読者が疑問を持たずに読み進められるよう配慮しました。
使ったTableauの技術・Tips
① 同一CSVの2接続でピボット×非ピボットを使い分ける
このダッシュボードでは、同じ coachella_lineup.csv を2つの接続として読み込んでいます。
- 接続1(ピボット済み): Friday / Saturday / Sunday を縦持ちに変換したテーブル。曜日別の折れ線グラフに使用
- 接続2(元テーブル): year / friday / saturday / sunday / total のまま。合計バーグラフに使用
2つは year で結合(リレーションシップ)されています。ピボット変換を使うとTotal列の扱いが複雑になるため、あえて分けた構成です。Tableau White Paper「Designing Efficient Workbooks」でも、用途に応じたデータ接続の分離が推奨されています。
② window_max() でピーク年を動的に特定する
2022年が「ピーク年」であることはデータから決まりますが、それをハードコードせずテーブル計算で動的に求めています:
// total_max(ピーク年かどうかの判定)
window_max(SUM([total])) = SUM([total])
この計算が true になる年(=2022年)だけが「max」に分類されます。将来データが追加されてもピーク年が自動的に更新されます。
③ type of year 計算フィールドで年を3種類に分類
if [total_max] then "max"
elseif min([year]) = {max([year])} then "last"
else "other"
end
max(赤):最もアーティストが多かった年(2022)last(紫):最新年(2026)other(ティール):それ以外
この分類で棒グラフの色・ラベル表示を切り替えています。{max([year])} はLOD表現で全年の最大年を取得しています。
④ last() 関数で折れ線の両端にのみラベルを表示
折れ線グラフのラベルを全ポイントに出すと視覚的に煩雑になります。そこで last() 関数を使って最終ポイントのみに値を表示しています:
if last()=0 or last()=4 then [diff_valuemax(%)] end
last()=0 が行の最後(2026年)、last()=4 は折れ線の先頭側(2022年)に対応します(パーティション内の行数による)。これにより、2022年の「0%」始点と2026年の終点のみにラベルが付きます。
⑤ 参照線で視覚的な基準点を提示
棒グラフには2つの参照線(点線)を引いています:
- 179(赤点線):2022年のピーク値
- 139(緑点線):2026年の現在値
参照線をあえて異なる色の点線で示すことで、読者の目が自然にこの2点の差に向くよう設計しています。Tableau「Visual Analysis Best Practices」でも、参照線は「文脈の提供」として有効な手法として挙げられています。
学び・振り返り
ピボット変換と元テーブルを同時に使う設計は初体験
通常はどちらか一方で対応しますが、今回は「曜日別の折れ線(ピボット必須)」と「年ごとの合計バー(ピボット不要)」を1枚のチャートに共存させる必要がありました。同一CSVを2接続でリレーションするという解決策は、Tableauのデータモデルへの理解を深めるよい経験になりました。
window_max() の使いどころが見えてきた
今回のように「全データの中での最大値」を求めてフラグを立てるパターンは、ランキング強調・異常値ハイライトなど多くの場面で応用できます。ハードコードではなく関数で動的に求めることで、データが更新されても自動的に正しいピーク年を指すようになるのは大きなメリットです。
Tableau Public プロフィール: https://public.tableau.com/app/profile/tamaball38175/vizzes
⚠️ 注記: この記事はAIを活用して生成されています。内容に誤りが含まれる可能性があります。技術的な詳細については公式ドキュメントも合わせてご確認ください。
