【MoM解説】Death from Natural Disasters_2024w25
MakeoverMonday 2024 Week25の取り組み解説になります!
今回のテーマはDeath from Natural Disasters
「自然災害による死者数」です。
昨今、世界各国で自然災害が増えている旨のニュースはよく耳にします。
日本では、能登半島地震をはじめ、日常的に地震が起きていますが、
データを使って、世界観点でみてみるとどうなのでしょうか?
テーマの概要は以下のとおりです。
- テーマ:自然災害による死者数の調査
- 概要:
「Our World in Data」の「Natural Disasters」ページでは、自然災害による死者数とその変化について詳述しています。災害による年間の死者数は約4万から5万人で、特定の大規模な災害が数十万の死者をもたらすこともあります。また、災害により毎年何百万人もの人々が家を失い、経済的損失も甚大です。しかし、早期警報システムやインフラの改善により、災害による死者数は過去1世紀で大幅に減少しました。気候変動がリスクを高める中、さらなる対策が必要です。
- オリジナルダッシュボード
- 関連記事:Natural Disasters – Our World in Data
オリジナルダッシュボードは、
- 災害種別(DISATER TYPE)や地域国、期間を選択
- チャート、マップ、テーブルでの表示切り替え
- 10年単位、1年ごとの期間選択(TIME SPAN)の切り替え
といった機能が具備されており、典型的な「探索型ダッシュボード」といえます。
このオリジナルダッシュボードをいかにMakeover(作り替えるか)するか?
自然災害、地域それぞれの観点からの仮説検証、ドリルダウン分析が可能なダッシュボードにしてみてはどうだろう?
このように考えました!
たとえば、
自然災害起点で、
- 「地震(earthquake)」が多いのは世界のどの地域か?
- 地域の中の各国で比較した場合の傾向はどうなっているのか?
- 本当に日本の地震は多いのか?
地域起点で、
- 東アジアで多い自然災害はどういった自然災害が多いのか?
- 例えば、「洪水(flood)」が多いのはどの国か?
- 日本ではどうなのか?
といった感じで、仮説検証に使えるダッシュボードにMakeOverしたダッシュボードがこちらです。
ダッシュボードのセオリーを意識し、上から下に、大きな観点から詳細の概念にドリルダウンできるダッシュボードとしています。
- 一番の上のチャートは、「地域」と「自然災害種別」ごとの死者数をヒートマップで表現
- ヒートマップから「地域」「自然災害種別」をクリック(選択)し、折れ線チャート、マップ、国リストがフィルタされる
- 「地域」を選択した場合は「自然災害種別」ごとに、「自然災害種別」を選択した場合は「地域」ごとに、折れ線チャートが変化
- 折れ線チャート「メニュー」から期間を選択し、マップ、国リストが詳細表示
こういった操作で、自然災害、地域それぞれの観点からの仮説検証が可能なダッシュボードとしました。
今回のテーマに対するMakeoverの内容をまとめます!
Makeoverポイント
- 自然災害、地域それぞれの観点からの仮説検証が可能なダッシュボード
- ヒートマップ、折れ線チャート、マップ、棒グラフ(リスト)を使ってドリルダウン分析が可能
- ダッシュボードアクション(フィルターアクション)の「選択」「メニュー」を組み合わせて、ドリルダウン操作を実現
デザイン
ドリルダウンの操作方法の説明と、次のアクションを想起させるアイコンを動的に表示
Tableauテクニック
- Dynamic Zone Visibilityを使ったダッシュボード切り替え表示
- Dynamic Zone Visibility Tableau:動的ゾーン表示を使用してグラフの表示切替をしてみた
参照
MakeoverMonday 2024 Week25
の取り組みについて解説しました。
参考になりましたでしょうか?
では、次回の記事をお楽しみに!
また、お会いしましょう!